『中田式 ウルトラ・メンタル教本』レビュー 35冊目:自己啓発No.4
『中田式 ウルトラ・メンタル教本』
著:中田敦彦
こんにちは、masamariです。
今回は、中田敦彦さんの『中田式 ウルトラ・メンタル教本』をご紹介します。
◾️自分の「個性」にとらわれない
手持ちのアイデアなんて、インプットを怠ればたちまち枯渇する。
インプットなくして成功なし。
ひと口にインプットといってもその方法はさまざまである。
本を読むこと、人から教えを請うことだって効果的なインプットです。
ビジネスで成功している人、独創的な活動をしている人に話を聞くことを、中田さんは「先進国に会う」と呼んでいます。
自分より先を走る人の情報はどんどん取り入れていく。
ある意味、それが最高のインプットかもしれない。
今はSNSがあるから、何も無理に直接会う必要もない。
成功者のやり方をインプットして、自分のものにする、マネから入ることも重要である。
何のインプットもないまま個性を追求するのはナンセンス。
個性とは、自分で追及するものではなく、他人が決めることである。
インプットを怠らず、分析を繰り返し、自分が何をすべきかを見据えて行動に移す。
それが結果的に図らずも、自分の個性になる。
とかく個性が重視される時代だが、個性とは、後天的に備わっていく付加価値である。
中田さんの経験上、成功者に対して「悔しい」と思うことで、いい結果を生むことは無かったとのこと。
「学びたい」と思うことが、成長の必要条件である。
「学ぶ」の語源は「真似ぶ」だとされている。
マネて、学んで、その先に自分の個性が生まれる。
それは自分を成功に導く個性である。
◾️力を誇示しない
経営者も上司もリーダーも、ただの役割である。
でも一方で、それらの肩書自体に力があるのも事実。
「社長さんは偉い」「経営者は偉い」
私たちはそういう刷り込みを受けている。
社長なる人物を目の前にすると、どこの社長かわからなかったとしても、反射的に身構えてしまう。
でもそれは危険である。
「上の言うことは絶対だ」や「上司の命令にはとりあえず従おう」という思考停止に陥って、結果そのリーダーを暴走させるからです。
経営者や幹部などの肩書きを得た人も、襟を正さねばならない。
出世したくらいでふんぞり返るのは論外。
経営者も部長も課長もチームリーダーも、別に偉い人になったのではない。
「責任者」という役割を引き受けたに過ぎないのです。
人間の心は2種類に分けられる。
「Just Do It」と「Let It Be」です。
「Just Do It」は、「とにかくやれ」「前に進め」の精神。
「Let It Be」はまさにジョン・レノン。「今のままのあなたでいいよ」という優しさである。
人間は誰しもこの2つを合わせ持っていて、「Just Do It」な気分でイケイケの時もあれば、「Let It Be」になってしまったりすることもある。
これからのリーダーには、「Just Do It」と「Let It Be」のハイブリッドが求められる。
ただし、先行すべきは「Just Do It」で、ビジネスでも、まずは勝つために「Just Do It」を発揮する。
でも、闇雲に力や豊かさを追うとナポレオンのように自滅する。
ある程度の目標を達成できたら、みんなとうまく共存していくためのコントロール機能をもたらす。
この段階で「Let It Be」の考え方を強調していく。
まずは自分が強くなる。それから人に優しく。力の誇示など、無意味である。
◾️おわりに
あっちゃんの考え方、とても勉強になります。
今までは当たり前だったことが、どんどん非常識になっていきますね。
自分の考え方や行動も、時代に合わせて変えていかなければいけないと思いました。